病院長挨拶
当院は平成29年3月31日に閉院となった横浜逓信病院から病院事業を引き継ぎ、平成30年2月1日に済生会東神奈川リハビリテーション病院として開院いたしました。徒歩5分圏内にある済生会神奈川県病院で運営してきた回復期リハビリテーション病棟を独立移転し、脳卒中などからのリハビリテーションを中心に担うリハビリテーション専門病院です。場所は、東急東横線東白楽駅、JR東神奈川駅から徒歩5分程度、京浜急行線京急東神奈川駅からも徒歩7分と交通至便です。最新のリハビリテーション機器を導入したほか、大学と連携して最先端のリハビリテーションの研究と実践に積極的に携わり、未来のリハビリテーション医療にも貢献できるよう取り組んでいます。
済生会では横浜市東部地域に横浜市東部病院と神奈川県病院があり、当院を含めて3病院体制になりますが、横浜市東部病院では高度急性期、神奈川県病院では急性期(地域包括ケア・緩和ケア病棟を含む)、当院では回復期リハビリテーションと機能を分担して地域医療体制を構築しています。
外来では、当院を退院した患者さんのフォローアップが中心になりますが、義肢装具の他、嚥下障害、上下肢痙縮などの新規相談にも対応しております。
また、別館1階では介護保険対応の短時間通所リハビリテーションも行なっており、さらに2020年度からは訪問リハビリテーションも開始し、回復期のリハビリテーションに加え、生活期のリハビリテーションにも力を入れています。
別館2階にある済生会かながわ訪問看護ステーションや近隣の医療・福祉機関とも連携しながら、地域の皆さまに選ばれるリハビリテーション専門病院を目指しております。よろしくお願い申し上げます。
院長 江端広樹
病院概要
名称 | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部神奈川県済生会 東神奈川リハビリテーション病院 |
---|---|
所在地 | 〒221-0822 神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1丁目13 番地10 |
TEL FAX |
045-324-3600 045-324-3555 |
開設日 | 2018年2月1日 |
院長 | 江端 広樹 |
病床数 | 106床 |
診療科 | リハビリテーション科 |
主な設備 | CT/骨密度/超音波/筋電図/嚥下造影 |
付設 | 通所リハビリテーション |
関連施設 | 神奈川県済生会 済生会横浜市東部病院 済生会神奈川県病院 済生会かながわ訪問看護ステーション |
敷地面積 | 敷地面積:約6129.45㎡ 延床面積:約9561.61㎡ |
理念
リハビリテーション医療を通じて地域の皆様の幸福に貢献します
基本方針
- 質の高いリハビリテーション医療、安全な医療を提供します
- 患者さんとご家族に信頼される医療を提供します
- 患者さんの権利を尊重し、患者さんが参加する医療を展開します
- 未来のリハビリテーションに貢献できる先進的なリハビリテーションに取り組みます
- 急性期病院との医療連携、慢性期・生活期の医療・介護施設、在宅スタッフとのスムーズな地域連携を構築し、地域から選ばれる病院をめざします
- 職員の働きがいのある病院をめざします
- 病院として責任ある経営をめざします
病院の役割
周辺の医療機関との関係
回復期リハビリテーション病院として周辺の医療機関と連携し、患者さんの社会復帰を支援する役割を担います。急性期病院での治療が終了した患者さんに対し、食事、歩行、排せつなどの日常生活動作を中心に集中的なリハビリテーションを行い、ご自宅や施設に戻られた後も、かかりつけ医と連携しながら生活期を支えていきます。
最先端機器によるリハビリテーションの提供
最新の脳科学の知見に基づく訓練装置など先端的な機器を積極的に導入し、治療効果の最大化を目指します。大学との共同研究による新たなリハビリテーション機器の開発や、次代を担うリハビリテーション医療者の育成も大切な使命と考えています。
済生会として地域へ貢献
「社会福祉法人恩賜財団済生会」の一員として、「生活困窮者に対し医療による支援を行う」という済生会創立の理念を受け継ぎ、医療・保健・福祉が連携した総合的なサービスの提供を通して地域へ貢献します。
回復期リハビリテーションに特化した専門病院として、脳卒中および下肢切断等、様々な患者さんを受け入れています。急性期治療が終了した患者さんに対し、食事、歩行、排せつなどの日常生活動作(ADL =Activities of daily living)を中心に集中的なリハビリテーションを行い、社会復帰を支援します。またご自宅や施設に戻られた後も、訪問や通所での切れ目のないサービスを提供いたします。
患者さんの権利と責務
私たちは、インフォームド・コンセント(納得するまで十分に説明し、理解した上で同意いただく事)を基本姿勢として、患者さんと信頼関係で結ばれた医療を行うことをめざしています。そこで、ここに「患者さんの権利章典」について明記し、その実現にむけて、みなさまと共に進んで行きたいと思っています。
権利
-
1.医療を受ける権利
宗教、国籍、性別、年齢、病気の性質、社会的地位などにかかわらず、どなたでも平等に医療を受けることができます。ただし、病院の機能・専門性により十分に責任が持てないような状況が生ずることが予想される場合には、ご相談の上、適切に対応します。
-
2.知る権利
患者さんは、病名、病状、治療内容及びその危険性、回復の可能性、検査内容及びその危険性、薬の効能及び副作用などに関して理解できるまで説明を受けることができます。研究の途上にある治療をおすすめする場合には、治療の内容や従来の治療方法との違いなどについて、事前に十分な説明をします。また、医療従事者の研究及び教育の目的を含んだ医療行為がなされる時にも、事前に説明をします。さらに、医療に要する費用及びその明細について、説明を受けることができます。
-
3.自己決定の権利
患者さんは、十分な説明と助言・協力を得た上で、自分の意思により、検査、治療、その他の医療行為に同意したり、選択したり、拒否したりすることができます。また、他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利があります。
-
4.プライバシーが保護される権利
患者さんには、医療上の個人情報を直接医療に関与する医療従事者以外の人に開示されない権利があります。
-
5.参加と共同の責任
これらの権利を守り発展させるためには、患者さんのご理解とご協力が必要となります。
責務
-
1.自分自身の健康に関する情報は出来る限り正確にお伝え下さい
様々な場面でお名前と生年月日を名乗っていただきます。繰り返しになりますがご協力下さい。ご自身の症状や経過に関すること、アレルギー歴や現在内服中の薬・サプリメント等の情報は出来るだけ詳しく教えて下さい。また、宗教的信条、臓器提供意思表示カード(ドナーカード)、尊厳死の宣言書(リビングウィル)、救命医療、人工呼吸器の使用の諾否、輸血に関する希望等、事前に意思表示がある場合は明確にお示し下さい。
-
2.医療スタッフの説明が理解出来ない場合は、納得出来るまでお尋ね下さい
病状や治療方針などの説明を受ける際は、聞き間違いや誤解を防ぐため、出来ればご家族と一緒にお聞き下さい。また、分からないことがあれば納得するまでご質問下さい。どうしても納得出来ない場合は他の病院・他の医師に意見を求めることも可能ですので、患者相談窓口にご相談下さい。
-
3.医療の安全性を保ち、他の患者さんの安静を損なわないように定められた規則をお守り下さい
医療安全対策や院内感染対策等の病院内の規則をお守り下さい。全ての患者さんが快適な環境で医療を受けられるようにご協力をお願いします。
また、以下のような犯罪行為、迷惑行為、その他これらに準じる行為を禁止致します。
これらの行為により、当院との信頼関係が破たんした場合は、当院での診療を原則としてお断り致します。- ○暴言・暴力・脅迫・窃盗
- ○危険物の持ち込み・飲酒
- ○入院中における無断外出・外泊
- ○他の患者もしくは医療従事者への迷惑行為
- ○セクシャルハラスメント
- ○敷地内喫煙
-
4.適切な医療を維持していく為に、受けた医療等に関する医療費は速やかにお支払い下さい
医療費の支払いについて心配のある方は患者相談窓口にご相談下さい。